くんすとの備忘録

IT系技術メモ

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FreeBSDをワンライナーでインストールしてみた、の解説

前回の記事(FreeBSDをワンライナーでインストールしてみた - くんすとの備忘録)の解説です。
前回から一週間も経ってしまいましたが……


前回使用したワンライナーは以下のとおり。

mdmfs -s 100m md1 /tmp && printf 'PARTITIONS=ada0\nDISTRIBUTIONS="base.txz kernel.txz"\n'>/tmp/a && bsdinstall script /tmp/a


ここでやっていることは、

①/tmpの作成

mdmfs -s 100m md1 /tmp

※「bsdinstall」コマンドの使用には、デフォルトでは/tmpが必要です。

②bsdinstallで使用するスクリプトの作成

printf 'PARTITIONS=ada0\nDISTRIBUTIONS="base.txz kernel.txz"\n'>/tmp/a

※出力ファイル

PARTITIONS=ada0
DISTRIBUTIONS="base.txz kernel.txz"

bsdinstallに使用するスクリプトに関する説明は、マニュアル(bsdinstall(8))の「SCRIPTING」の項目に記述されています。
今回の記述内容は、ざっくり

という意味になります。
手動インストール時と照合すると、以下の設定をした時と同じと思われます。
f:id:kunst1080:20150517231724p:plain
f:id:kunst1080:20150517232001p:plain
f:id:kunst1080:20150517232013p:plain
f:id:kunst1080:20150517231706p:plain

③bsdinstallの実行

bsdinstall script /tmp/a

「script」ターゲット(引数)を付けてbsdinstallを実行すると、引数に渡したスクリプトの内容を元に、自動インストールが実行されます。
(詳細は後日掘り下げたい……)

ちなみに、記述内容がおかしいと、実行直後にエラーになります。